JSTQB Advanced Level シラバス(テストマネージャー)を読む その4.テストプロセス編➂
こんちは。ときめきタイフーン、ふっくら太郎です。
2017年8月26日(土曜)に実施されるJSTQB AdvancedLevel試験 テストマネージャー受験に向け、これから一週間ちょっと、短期集中で、JSTQB Advanced Level シラバス(テストマネージャー)についての記事を上げていきたいと思います。
今回は、「テストプロセス編」の最終回、「1.6 テスト実行」、「1.7 終了基準の評価とレポート」、「1.8 テスト終了作業」を読み解きます。
[JSTQB AdvancedLevel テストマネージャー シラバス]
・ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス 日本語版 テストマネージャ Version2012.J03
http://jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Advanced_TM_Version2012.J03.pdf
1.6 テスト実行
- テスト対象がリリースされ、テスト開始条件を満たしている場合、テスト実行できる。
- テストはテスト実行前に設計しておく、または定義しておく。
- テスト実行時にツールを使用することで、効率的にテスト実施、トレーサビリティの管理、テストメトリクスの計測が行える。
・テストマネージメント
・バグ管理
・自動テスト
- 手動テストはテスト手順に従って実行すべきではあるが、テスト担当者にはある程度の自由裁量がある。テスト中に観察された事象をもとに、テスト担当者が臨機応変にテストを追加して、テスト網羅性を高めることが重要。反対に、自動テストは、テスト担当者による手動のテストとは異なり、完全に手順に基づいたテストのみになる。
- 経験ベース、欠陥ベースのテストで検出されたテストケース外の不具合は、再現手順、発生時の情報を明確にしなければならない。
- テスト実行におけるテストマネージャーの役割は、テスト進捗のモニタリングとコントロール。
1.7 終了基準の評価とレポート
- 終了基準とレポートを評価するために必要なこと。
・テスト分析、設計、実装、実行を担当するテストチームメンバーから、必要な
情報を提供してもらう。
・レポートの要求頻度・詳細度合いについて、関係するプロジェクトステークホ
ルダと事前に協議しておく。
1.8 テスト終了作業
- テスト終了作業は、テスト実行完了後、主要な成果物を集めて引き継ぎ、保管すること。テスト終了作業は大きく4つに分けられる。
1.すべてのテスト作業が完了したことを確認する。
2.テスト成果物を関係するステークホルダーに提供する。
3.振り返りを行い、教訓をドキュメント化する。主な検討事項は以下の通り。
a.品質リスクの分析セッション時に必要な有識者を招集できたか、予期し
ない欠陥の偏在は無かったか?あった場合は、どの様な有識者を呼べば
回避できるかを検討する。
b.正確に見積もりできたか?予実差がある場合、原因は特定できている
かを検討する。
c.欠陥の原因分析および影響分析の傾向と結果は何か検討する。
d.プロセス改善の余地はあるか検討する。
e.今後の計画で対応すべき、予期しなかった計画との差異は存在したか検
討する。
4.構成管理システムで、テスト結果やエビデンス、テスト成果物を保管する。
- テスト終了作業は、テスト終了時に行われないケースが多々あるため、計画時にテスト終了作業を盛り込むこと。
まとめ
書いてることそのままなので特にナッシング。